2023/10/13 14:39

パンジーの育て方

■ スミレ科 | Violaceae
■ スミレ属 | Viola
■ 学名:Viola × wittrockiana
■ 原産地:北欧、ヨーロッパ
■ 1年草
■ 好光性種子(明るい場所で発芽する種子)
■ その他の名称:ビオラ、パンジー


■発芽適温:15〜25℃
■生育適温:10〜20℃
■耐寒暑温度:5〜25℃




1. ボトルにお水を入れる

使わなくなったペットボトルや瓶の内側と飲み口をよく洗い、ボトルの上部の方まできれいなお水を入れてください。
 
【POINT】
●350ml~500mlサイズのボトルがおすすめです。
●ミネラルウォーターは腐りやすいので、水道水をご使用ください。
●軟水・硬水どちらでも栽培できます。

 

2. キットをセットする

キットをボトルの蓋を回しつけるように、しっかりとペットボトルにセットします。 フィルターをよく水で湿らせてください。
 
【POINT】
●フィルターを水でよく湿らすことで、たね蒔き後に発芽しやすくなります。
●紙や布などでボトルにカバーをしましょう。ボトル内を遮光することにより、藻の発生を抑えることもができます。

 

3. たねを蒔く

フィルターの上にたねを2~5粒ほど蒔き、爪楊枝などを使って、たね同士が重ならないようにフィルターの中心から満面なく配置させます。
 
【POINT】
●たねやフィルターを傷つけないよう、やさしく作業しましょう。
●余ったたねは、たねが発芽しなかった時のリベンジ用として、クリップやテープなどでたね袋を閉じ冷蔵庫に入れて保管しておきます。

 

4. サンドで覆土(ふくど)する

パンジーのたねは好光性種子なので、たねが隠れるか隠れないか程度に、うっすらとサンドを入れてください。 サンドを入れ終えたら、水滴をポタポタとゆっくりとたらし、サンド全体をまんべんなく湿らせてください。 サンドが水滴で動いてしまわないよう、やさしい水滴で全体的に湿らせるのがポイントです。
 
【POINT】
●サンドはたねの乾燥を防ぐ効果がありますが、入れすぎるとたねが発芽しても芽が出てくるまで時間がかかるので入れすぎNGです。
●食品用のラップをキットにかぶせ、ラップを輪ゴムで固定し、中心に爪楊枝などで穴をあけておくと、発芽までの期間に砂が乾かず、保湿と保温がされて発芽率が高まることがあります。たねが1つでも発芽したら、ラップはすぐに取り除きます。夏季は熱がこもるので、ラップはつけずに育ててください。
●《嫌光性の植物》種まき後は、室内の光の当たらない暗い場所に置き、1日1回程度様子を見て、発芽したら日当たりの良い場所へ移動させてください。

 

5. 発芽する

パンジーは、約1~3週間後に発芽します。
発芽したら日当たりの良い窓辺や栽培ライトで十分に光を当ててください。
芽がたくさん発芽した場合は、1~2本を残し、他の芽は間引きましょう。

 
【POINT】
●発芽したら、枯れてしまわないように、すぐに芽に栽培ライトなどで光を当て、冷暖房の風が直接当たらない場所、風通しの良い場所などに置いて育ててください。
●上手に発芽させるには、なるべく適温の環境で栽培し、キットとボトルをなるべく動かさないようにしてください。
発芽するまでに動かしてしまうと、たねが動いてしまった事によるストレスで発芽しない場合があります。
水替えは発芽後から行うようにしてください。 ●万が一、発芽しないときは余ったたねでリベンジしましょう◎

 

6. 本葉が出たら肥料をあげる

発芽すると双葉の後に本葉がはえます。
本葉がはえたら、キットをはずして水の中に付属のハイポネックス微粉肥料をあげてください。
肥料の分量は、水500mlに対してスプーンすりきり1~2杯を目安に水によく溶かしてください。

 
【POINT】
●本葉が出る前に肥料をあげたり、目安以上の肥料をあげると肥料過多で枯れることがありため、入れすぎに注意してください。
●肥料を溶かす際は、ボトルに少量の水を入れてから、肥料を入れて軽く振り、規定の水量をつぎ足すと、上手に混ぜられます。

 

7. 育てる(水をあげる)

発芽後は1週間に1回を目安に、ボトルの中の水を入れ換えてください。
植物の生長とともに水の減りが早くなりますので、小まめに水を足してあげるのがコツです。 夏場など室内の気温が高く水が蒸発しやすい時期や、植物が生長し根がよく水を吸う時は、水枯れしないように肥料を溶かした水をつぎ足してください。
水をつぎ足した場合でも1週間に1回、全ての水を捨ててから水替えを行うようにしてください。

 
【POINT】
●夏場など室内の気温が高く水が蒸散しやすい時期や、植物が生長し根がよく水を吸う時は、水枯れしないようにまめにお水を入れ替えてください。
●水枯れは水分不足により植物が枯れてしまう現象で、ボトルの水が完全になくなると、植物は枯れてしまいます。また、根が水についていないと水分を吸えず、枯れてしまうのでご注意ください。
●水を入れ忘れてしまい元気がなくなった場合は、すぐに水を入れてください。その際、肥料は入れずに、水のみで様子を見ます。葉に元気が戻ってきたら、いつも通りの肥料を入れてください。

 

8. 育てる(肥料をあげる)

肥料は水を替えるタイミングで入れます。 葉が黄色く変化する時は肥料不足のサインであることがありますので、その時は肥料の分量を少し増やしてみてください。
反対に肥料が多すぎると、葉の色が黒に近い深緑色になりますので、その場合は肥料の量を減らしてください。

 
【POINT】
●生長の早さは品種や温度・光量など栽培環境によって大きく異なります。

 

9. 育てる(光を当ててあげる)

植物は、とくに発芽直後に十分な光が必要ですが、お部屋の中で直射日光を当てるのは難しいので、栽培ライトをつかって育てることをおすすめします。
 
【POINT】
●太陽の光がなくても安定した栽培ができます。
●光量不足によって過度に間延びしたり枯れたりする心配がなくなります。

 

10. 花が咲く

パンジーは、たね蒔き後約4~5か月で花が咲きます。
 
【POINT】
●終わった花は摘み取っていくと、新しい蕾がつきやすいです。

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